有機ELテレビのデメリット

有機ELテレビもメリットばかりでなく、液晶テレビやプラズマテレビと比べて、次のようなデメリットがあります。

価格

有機ELテレビは、ようやく一般に市販されるようになったばかりで、大量生産によるコストダウンは、これからになります。

ソニーから販売される11インチ型の有機ELテレビの、希望小売価格は20万円(税込)で、液晶・プラズマテレビと比べると、どうしても割高になるデメリットがあります。

しかし、有機ELテレビは、他のテレビよりもディスプレイの構造がシンプルなため、製造コストも徐々に下がってくると、予想されています。



表示画面のサイズ

今の技術では、20インチ以上の有機ELテレビを製造するのは、かなり難しいといわれています。

少し専門的になりますが、有機ELの発光素材である有機物は、大きく分けて「低分子タイプ」と「高分子タイプ」の、2つがあります。

低分子タイプの材料は、発光する有機物を蒸着させて発光層を作るもので、すでに携帯電話でも使われており、すでに実用段階に入っています。(ソニーの11インチ有機ELテレビも、この低分子タイプです。)


一方、高分子タイプの材料は、発光層を均一に作るのは、まだまだ難しく現在は開発段階の状態です。

ただし、テレビに適した高分子タイプの有機物で、ディスプレイパネルを、大量生産できるようになると、20インチ以上の有機ELテレビも、可能になってくると言われています。

高分子タイプの場合、これをインク状にして、ガラスやプラスチックに印刷することによって、大画面でなおかつ低価格な、有機ELテレビが製造できるようになるからです。

ちょうど紙に写真や文字を印刷するのと、同じような方法です。もちろん、紙にただ文字を印刷するのとは、かなり技術的レベルが違いますが。
(・・・テレビのディスプレイを、印刷で作るなんて、すごいと思いませんか?)

この高分子タイプの開発は、家電メーカーだけでなく大手印刷会社も参加していますが、実用段階までには、もう少し時間がかかるようです。



ディスプレイの寿命

有機ELの有機物は、それ自体が発光するため、液晶に比べて寿命が短く、約1万5000時間〜3万時間です。

最近の、液晶テレビの平均寿命は約6万時間、プラズマテレビの平均寿命は約10万時間です。

ちなみに、ソニーの11インチの有機ELテレビの寿命は、約3万時間ほどで、

1日8時間使ったとすると、
3万時間÷8時間=3750日=約10年以上
ですからテレビとしては、ほとんど問題ないといえます。

なお、有機物は湿度や酸素に弱いため、完全に外気から遮断する必要があります。もし、外気に触れると、発光面が劣化して画質が悪くなる、デメリットがあります。

この遮断する方法は「封止技術」と呼ばれ、有機ELテレビには欠かせない技術です。




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